妊娠を試みる

妊娠できないとき、いつ相談すべきか

一般的なガイドラインでは、年齢に応じて一定期間妊娠しない場合に妊孕性評価を勧めています。より早く相談すべき状況と、評価で行われる内容を解説します。

執筆 生理と排卵 編集チーム5 分で読めます
妊娠できないとき、いつ相談すべきか

一般的な臨床ガイドラインでは、35歳未満の女性は避妊せず定期的に性交して12か月妊娠しない場合、35歳以上では6か月妊娠しない場合に妊孕性評価を受けることが勧められています。35歳以降は年齢による妊孕性低下の影響がより時間に左右されるためです(米国生殖医学会実践委員会、2013年)。ただし、これは絶対的な規則ではなく、状況によってはより早い評価が適切です。

早めの評価が勧められる要因

生理が不規則、または来ない場合は、排卵が少ない・起きていない可能性があるため、通常の待機期間を待たずに評価を受けることが勧められます。骨盤内炎症性疾患、子宮内膜症、骨盤手術の既往がある場合も、卵管や子宮環境への影響を考えて早めの評価が適切です。男性側では、精巣の外傷、化学療法歴、精子産生に影響する診断歴などがある場合、早期の評価が役立ちます。また、どちらかのパートナーが40歳前後またはそれ以上の場合も、年齢の影響を考慮して早めの相談が一般的に勧められます。

初回の妊孕性評価で行うこと

初回評価では、生理周期の規則性、性交の頻度とタイミング、男女双方の病歴などを詳しく確認します。女性側では卵巣予備能などに関係するホルモン値を血液検査で調べることがあります。男性側では精液検査で精子数、運動性、形態を評価します。男性因子はカップルの不妊原因の約40~50%に関与するとされるため、男女双方の評価が重要です。必要に応じて、卵管の通過性を確認する子宮卵管造影検査や、子宮筋腫・卵巣嚢胞などを確認する骨盤超音波検査が行われることもあります。

医学的評価と並行して心のケアにも目を向ける

妊娠できない状態が続くことは精神的な負担になり得ます。研究では、妊孕性の問題を抱える人の不安や抑うつの程度が、重い慢性疾患を抱える人と同程度になることも報告されています(Domar et al., 1993)。妊活・不妊に詳しいカウンセラーや支援グループを利用することは、医学的評価と並行して有用な支援となります。

初回評価の後に行われること

評価結果によって、その後の対応は、タイミングに関する助言を受けながら妊活を続ける方法から、排卵を助ける薬、人工授精、体外受精などまでさまざまです。どの方法が適切かは初回評価で分かった原因によって大きく異なるため、基準となる期間を過ぎた後は評価そのものを先延ばしにしないことが重要です。

よくある質問

生理不順の場合でも、相談するまで12か月待つ必要がありますか?

いいえ。生理不順や無月経は排卵の問題を示している可能性があり、通常の12か月を待たずに評価を受ける理由になります。

不妊の評価は女性だけが対象ですか?

いいえ。男性側の要因も不妊のかなりの割合に関与します。完全な評価では男女双方を確認し、通常は精液検査も行います。

妊活がうまくいかない間に強い精神的苦痛を感じるのは普通ですか?

はい。妊孕性の問題を抱える人では、重い慢性疾患を抱える人と同程度の不安や抑うつが報告されており、精神的サポートはケアの妥当な一部です。

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妊孕性評価のために必ず1年間待つ必要はありません。生理不順やその他のリスク要因がある場合は、より早い相談が適切です。

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生理と排卵 編集チーム

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